乾物の知識



神馬藻

解 説 和名はのりそ、俗に穂俵(ほだわら)という。藻茎(きょうけい)は細長く3~4勺を普通とする。しかし業界古老の談によると、神馬藻というのは丈1勺内外で、それ以上長く数勺に及ぶは穂俵といい、神馬藻のいはゆる「場違いもの」であるとて、両者を区別(島根県の産を本場物とする)いたしています。採取時には青色のものですが、これを乾燥すると黒色に変わる。藁稈(わら)を心として折巻、米俵のような形に造るので此名称があります。

用い方 神武天皇御東征のみぎり、出雲にてこの藻を取って先ず神饌(しんせん)に供せられたと言い伝え、昔から縁起物としてお正月の蓬莱盤の飾りに用いられている。また吸物にも供します



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