乾物食品の歴史



春雨

 春雨の発祥地は中国。およそ1000年前に作られ始めたと言われています。中国では粉糸(フェンスー)などと呼ばれており、緑豆のでんぷんを使って作られました。日本に伝わったのは鎌倉時代と考えられています。
 当時は、豆が材料の麺ということで豆麺(とうめん)などと呼ばれていたようです。日本で一般的な食材として生産がはじまったのは昭和初期。緑豆ではなく、日本で扱いやすい馬鈴薯でんぷんや甘藷でんぷんを主原料に、一般の食材として大量生産されるようになりました。
そして、半透明で細く長く伸ばされた様子が、シトシトと降る春の雨の線に似ていることから「春雨」と呼ばれるようになりました。



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